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国府津散策② [散策]

前週に続き湘南方面散策に行ってみた。
国府津駅から曽我丘陵を歩く。

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六本松跡に到着。
六本松跡は曽我山の峠道で鎌倉時代、曽我氏、中村氏、松田氏、河村氏の各豪族の居館と鎌倉を結んでいて、鎌倉道、大山道、箱根道が交わる重要な峠であったといわれている。

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1918年孤山人筆の六本松跡碑と俳聖芭蕉の句碑がある。
さてここで気付いてしまったのだが、ひょっとしてこのルートはずっと舗装路なのかな。
事前の調査でスニーカーでも歩けるとあったので、そういう事なのかもしれない。
若干膝が弱く舗装路を長距離歩くのが苦手なので、いつも未舗装路を好んで歩いている。
このまま舗装路が続くのなら、往復するのはやめることにしよう。

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碑のすぐ先を左に進み急坂を下っていく。

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物凄い急坂。

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分岐を右に進む。

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小田原方面と相模湾の展望が開ける。

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8分ほど下ると伝曽我祐信宝篋印塔入口がある。
一体なんだろう。
行ってみる。

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伝曽我祐信宝篋印塔
昔から土地の人々が祐信さんの供養塔と呼んでいるが、銘を持たないので、造塔の意図、年次、造立者等は一切不明だという。
その割には小田原市の重要文化財に指定されている。
ちなみに曽我祐信は曽我兄弟の養父。

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再び急坂を下っていく。

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右に澄禅窟とあるので行ってみる。

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ずっと下ってきたので、この登りは結構足にくる。

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3分ほど登り到着したらしい。

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左に名号碑、右に澄禅供養塔があるが、澄禅没後に土地に人々が建てたらしい。
供養塔を見ると1721年の造塔らしい。

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澄禅(1651年~1721年)は浄土宗の僧で、座禅に徹しながら阿弥陀の名号を唱えることを実践した。

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曽我一帯を巡って修行したのは36~37歳の頃で、晩年は京都大原の古知谷で修行しその地で没している。

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寺院を拠点とする念仏を排して各地を転々とし、岩窟にこもって座禅することが多かったという。
ここ澄禅窟は本来は横穴式古墳であったと思われるが、この中で修行しながら朝夕に富士を拝していたと伝えられる。

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今はあまり富士山は見えないが、当時はどんな景色が見えていたのだろうか。

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さて元に戻って梅林の中を進む。

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右に弓張の滝680mとある。

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剣沢川沿い道を登っていく。

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そして待望の未舗装路。
この辺りはカヤネズミ営巣保護地とある。
カヤネズミは体長約6cmの日本で一番小さいネズミらしい。

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弓張の滝まで360m。

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先ほどから続いている剣沢川を登っていく。

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何度か沢を横断する。

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そして弓張の滝に到着。
剣沢川上流の剣沢山の深い谷筋に二段の滝があり、上段は鎧の滝、下段が弓張の滝と呼ばれてきた。
新編相模国風土記稿によれば、当時鎧の滝は高さ八尺(約2.5m)、弓張の滝は一丈五尺(約4.5m)であった。
戦国時代には小田原北条氏支配下の数人の若侍たちが、この滝の下で藤の花見を楽しんだという。
上段の鎧の滝にも行ってみたい気がするが、4.5mの弓張の滝を越えていかなければならない。
迂回ルートもすぐに見つけられそうにないのであきらめた。

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戻る途中の剣沢川には、たくさんの竹が積み重なっていた。

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元に戻り宗我神社に向け左に進む。

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ここは右へ進む。
宗我神社まで250m。
ちなみにここから下曽我駅まで2100m、国府津駅まで5400mとあり、どちらの駅に向かうか考えながら進む。

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この分岐は悩んだが、左に進んでみた。

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本山修験大光院

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本山修験大光院は諸法山実相寺と称し1486年の起立と伝えられている。
本尊は木彫不動尊。

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宗我神社に向かうが、道路脇にあるこの柱は何???

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そして14:30頃、曽我神社に到着。


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