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【国内】新型 Mercedes-AMG GT 4ドアクーペを発表 [車]

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メルセデスベンツ日本株式会社は新型AMG GT 4ドアクーペを発表した。

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エクステリアはフロントに伝統的なクーペの構造的特徴であるロングボンネットと2つのパワードーム、マルチビームLEDヘッドライト、AMG専用ラジエターグリル、逆スラントしたシャークノーズなどを採用。
フロントエプロン下には約1秒で開閉する電子制御式垂直 ルーバーのエアパネルを装備し、通常はルーバーを閉じ空気抵抗やフロントに働く揚力を低減、コンポーネントに冷却が必要となった際はルーバーを開き、各種ラジエターに流れる 空気の量を最大限に高める。

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サイドはサッシュレスウィンドウと後方に向けて大きく傾斜した上下方向に細いウインドスクリーンを採用。
4 ドアの利便性を持ちながら、クーペの流麗なルーフラインもキープ。

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リアは上下方向に細いLEDリアコンビネーションランプやリトラクタブルリアスポイラーなど、AMG GTファミリーの特徴を表現。
AMG GT43とAMG GT53には円形のデュアルエグゾーストエンド、GT63Sにはスクエア型のデュアルエグゾーストエンドを採用し、より大型のリアディフューザーが装着される。

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ホイールは19インチから軽量な鍛造21インチが選択可能となる。

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インテリアは流れるようなデザインでワイド感を強調するインテリアトリムや、タービンエンジンを想起させるエアアウトレット、2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイなど、基本デザインは最新Mercedesのデザインを踏襲。
センターコンソールはV8エンジンをモチーフにしたデザインを採用し、航空機のコックピットのように各種スイッチやボタンを機能的に配置。
最新のAMGモデルに共通のステアリングホイールは、正確な操舵のためのグリップを実現するデザインとなっていて、ステアリングホイールから手を離さずに走行モードを変更することができるAMGドライブコントロールスイッチを装備。
右側のスポークの根元に位置するボタンは AMG DYNAMIC SELECT の走行モードなどを選択することができ、左側はエグゾースト、サスペンション、マニュアルモード、ESPなど の調整を行うことができる。

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AMG GT43にはレザーARTICO/DINAMICAのAMGスポーツシートを装備、 オプションでナッパレザーが選択可能。
AMG GT53にはナッパレザーのスポーツシートを装備、オプションでナッパレザーのフルレザー仕様や、セミバケットタイプの AMGパフォーマンスシートなど、多種多様な材質と形状が選択可能。
AMG GT63SにはAMG GT53と同様の選択肢に追加して、黄色や赤のアクセントステッチが入るスポーツ走行に最適なフルレザー仕様(ナッパレザー/DINAMICA)が選択可能。
リアシートは3席で大人であっても十分な空間が確保されている。

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ラゲッジスペースは標準で461L、リアシートを格納すると最大1324Lまで拡大。

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GT43ののパワーユニットは3.0リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載。
最高出力367ps/5500-6100rpm、最大トルク51.0kgm/1800-4500rpmを発生。
48Vマイルドハイブリッドのインテグレーテッドスタータージェネレーター(ISG)を組み合わせ、最高出力22ps、最大トルク25.5kgmを追加する。

GT43ののパワーユニットは3.0リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載。
最高出力435ps/6100rpm、最大トルク53.0kgm/1800-5800rpmを発生。
48Vマイルドハイブリッドのインテグレーテッドスタータージェネレーター(ISG)を組み合わせ、最高出力22ps、最大トルク25.5kgmを追加する。

「M256」エンジンは直列6気筒レイアウトの採用や、エアコン、ウォーターポンプなどの電動化でエンジン前部のベルト駆動装置が不要となったことで、よりコンパクトになり、低回転域でのターボラグを解消する電動スーパーチャージャーとISGによる動力補助および排気ターボチャージャーとの組み合わせで、あらゆる回転域で俊敏なエンジンレスポンスを実現。
エンジンとトランスミッションの間に配置される電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ね、この電気モーターと48V電気システムにより回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。
エンジン低回転時にはその電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現。

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GT63SのパワーユニットはAMG4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。
最高出力639ps/5500-6500rpm、最大トルク91.8kgm/2500-4500rpmを発生。
0-100km/h加速3.2秒、最高速度315km/h。

砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現。
シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減。
2基のターボチャージャーをV型シリンダーバンクの内側に配置するホットインサイドVレイアウトによりコンパクト化を図るとともに、ターボチャージャーへの吸排気経路最適化とツインスクロールにより、低回転域から優れたレスポンスを実現する。
気筒休止機能のAMGシリンダーマネジメントを搭載し、低負荷時に4つのシリンダーを休止することで燃料消費量とCO2排出量を抑えることができる。

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トランスミッションはダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現した電子制御式9速トランスミッションAMGスピードシフトマルチクラッチテクノロジー(MCT)を搭載。
通常のオートマティックトランスミッションに見られる損失を低減。
軽量化も相まって燃費やレスポンス向上に貢献し、シフトダウン時の自動ブリッピング機能やレーススタート機能を備え、ダイナミックな走りが愉しめる。
シフトダウン時に1速飛ばしたギアを選択したり、自動ダブルクラッチ機能など、効率良くシフトチェンジを行う。
シャーシの開発はモータースポーツの分析およびシミュレーションの手法が採用され、最大のパフォーマンスを確保すべく、適切な箇所に補強を実施。
フロントセクションの剛性を高め、中央部からリアエンドはガセットやクロスメンバーを追加、ラゲッジフロア部にCFRPを採用するなど軽量、高剛性を実現。
AMG GT43にはコイルスプリングと電子制御式可変ダンパーを組み合わせたAMG RIDE CONTROLサスペンションを装備。
AMG GT53とAMG GT63Sにはマルチチャンバーを備えたAMG RIDE CONTROL+ エアサスペンションを装備し、コーナリング時やブレーキング時には、 硬いスプリングレートに瞬時に切り替えることで、高い安定性と俊敏なハンドリングを実現し、走行状況に合わせて四輪それぞれを電子制御する連続可変 ダンピングシステムを採用している。

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新しい四輪駆動システムAMG 4MATIC+は、前後トルク配分を前後50:50から0:100の範囲で可変配分が可能で、ハイパワーを四輪へ最適に配分。
発進時はもちろん高速走行、高速コーナリング、コーナーの立ち上がり加速などで、安定性のあるドライビングを楽しむことができる。
AMG GT63Sには駆動配分を0:100の完全後輪駆動にするドリフトモードや、電子制御AMGリミテッドスリップデフを装備し、走行状況に応じてロッキング機構を電子制御することでトラクションを高め、コーナー出口での加速タイミングを早める、ブレーキング時の安定性を高める、発進加速時のトラクションを高めるなどの効果を発揮する。
AMG GT63SにはAMGリアアクスルステアリングを採用し、100km/h以下ではリアホイールをフロントとは逆方向に最大1.3度操舵し、コーナー進入時のアジリティを高める他、日常の走行シーンでは回転半径を小さくするなどクルマの操作性を向上。
100km/hを超えるとリアホイールをフロントと同じ方向に最大0.5度操舵し、走行安定性を高め、方向を変える際、リアホイールに働く横Gの増加ペースが高まり、ステアリング操作に対するレスポンスが改善。
素早くステアリング操作してもリアが外側に流れる傾向を見せず、 優れたリアグリップと安定性が得られる。

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ドライブモードはAMG GT43とAMG GT53で5モード、AMG GT 63Sで6モードを設定。
センターコンソールのAMG DINAMIC SELECTで様々な状況に最適な制御が選択可能。
各ドライブモードでは、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能な他、各モードに自動選択されるベーシック、アドバンスト、プロ、マスターの4つのモードがあり、四輪駆動システム、ESPの制御を変化させる。
またドライブモードとは独立してマニュアルシフトへの切り替えや、車高およびエグゾーストサウンドの調整などがセンターコンソールの液晶表示ボタンで操作可能。

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AMG GT4ドアクーペの発表を記念した特別仕様車、AMG GT63S Edition 1も同時に発表。
エクステリアはボディカラーにダイヤモンドホワイトとグラファイトグレーを用意し、専用ポリッシュ/マットブラックペイント21インチAMGクロススポークホイール(鍛造)を装備。
空力性能をさらに強化するエアロダイナミックパッケージを採用し、フロントには追加のフリックおよび大型の専用フロントスポイラーリップを装備。

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リアには手動で角度が調整可能な固定のアジャスタブルリアウイングスポイラーと大型の専用リアディフューザーを装備。

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インテリアはイエローステッチの入った、マグマグレー/ブラックのツートーンナッパレザー(フルレザー 仕様)を採用。

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専用のイエローステッチ入りのフロアマット、イエローシートベルト、AMGマットカーボンファイバーインテリアトリムも装備される。

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ステアリングホイールにイエローのセンターマーキングと専用のバッジが施されてる。

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価格は下記の通りとなる。
AMG GT43 4MATIC+(ISG搭載モデル):1176万円
AMG GT53 4MATIC+(ISG搭載モデル):1593万円
AMG GT63S 4MATIC+ :2353万円
AMG GT63S 4MATIC+ Edition 1 :2477万円

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