旅先でのハプニング 2013年盗難編①

2013年Las Vegasの旅3日目。
Las Vegasに到着し、Quadに宿泊して一夜が明ける。
前日、ビール36本とミネラルウォーター24本を購入。
それあえず必要な分だけホテルに持ち込み、残りはトランクに入れておいた。
ところが前夜、思った以上にミネラルウォーターを消費したので、Quadのパーキングに取りに向かう。



カジノを抜けPARKINGへ。



車に到着。



トランクを開けるが、何かおかしい。
トランクに入れておいた、ビールや水がないのである。
何か勘違いかなと思い車内を見るが、やはり無い。
もう1度トランクを見ると、昨日スーツケースに入れておいた、チャイルドシートのビニールがトランク内に出ている。
ちょっと考えて気付いたのだが、どうやら盗難にあったらしい。

しかしビールや水を持っていくとは、ご苦労なことである。
それと私と妻と息子の衣類も一部を除いて持っていかれた。
これらの衣類はQuadでは使わないので置いていった物であるが、旅先でクリーニングは面倒なので、穴の空く寸前の靴下など、着たら捨てるような服ばかりである。



なお妻の靴下だけは不要だったみたいで、車の下に置いて?あった。
衣類はレジ袋に入れておいたので、中身がなんだか分からずに持っていったのだろう。
念のため衣類が捨てられていないかPARKING内のゴミ箱をいくつか見てみるが、見当たらなかった。
ちなみに全ての車の鍵は掛かっていて、トランクも無理やり開けられたような形跡は無かった。

思い起こすと前日ここに駐車してトランクから荷物を降ろしている際に、若者数名が乗った車に、ここは空くのかと聞かれたのでNOと答えた。
今から考えると、このやり取りはちょっとおかしい。
もしかしてこれからチェックインしそうなのを見て、しばらく車に戻らないことを確認して犯行に及んだのかも。
普段トランクに荷物は残さないのだが、こんな物が盗まれるとは思わなかった。
まー、仕方ないとあきらめる。

その後、Monument Valleyに行くなど忙しく行動していたが、3日ほど経って、ふとクレジットカードに盗難保険が付帯されているのを思い出す。
対応を確認するために「Fashion Show Mall」内「Saks Fifth Avenue」にある、某カード会社デスクへ向かった。



そして先日の盗難について、某カード付帯の保険を使えるか相談。
スタッフの方がすぐに電話で確認してくれる。
しかし盗難保険は、携行などしている状態でしか適用されないという。
私のようにトランク内にあったものの盗難には適用不可。

それにしても携行している物の盗難って、強盗とかに合わない限り発生しないと思うのだが･･･
某カードの保険が使えないと分かり、スタッフの方も申し訳なさそうにしてくれている。
まー、仕方がないかと思っていると、スタッフの方からレンタカーの保険が適用されるかもと提案を受ける。
そしてDOLLARに電話をして確認してくれた。
ありがたい。

その結果、所持品盗難保険（PEP）に加入しているのが確認され、保険適用可能と判明。
しかし保険の申請には、Police Reportが必要だという。
どうしようかなと迷っていると一番近くの警察など調べて、地図もプリントアウトしていただけた。
まー、被害はたいしたことないのだが、なんとなく興味があったので、行ってみることにした。
最寄警察は「Saks Fifth Avenue」から車で5分ほど場所。



Las Vegas Metropolitan Police Deprtmentに到着。



当然ながら本物のPolicemanがいる。



ここが入口。



2重扉になっている。
NO WEAPONSの拳銃表示がアメリカらしい。



中の様子。
左側に取調室のようなコーナーがある。



私は1番カウンターで聴取。
対応はぶ厚いガラス越しに行われる。
話す時はマイクのスイッチを入れる。
書類などのやり取りは、ガラス下の狭いスペースから出し入れする。
対応してくれたのは、Canolyn Hunter氏。
チャーミングな黒人のマダムである。
まずは書類を記入。



住所、氏名、生年月日などの他に、髪の色や、目の色の記入箇所があるのがアメリカらしい。
この書類に盗難の状況を記載。
いくつかの質問を受け、それに基づきPolice Reportが作成されていく。



息子はすっかり飽きてしまい、待合室のベンチで横になり足を組んで寝てしまっている。
おいッ!!
レンタカーの登録州を聞かれ、Arizonaだった気がしたがはっきりと覚えていない様子を見て、一緒に見に行こうと、駐車場まで行ってくれた。

この後も、どこかに電話して確認してくれたり、結構親切に対応してくれている。
さて1時間ほどでPolice Reportが完成。



よしッ、これで書類の準備が出来たぞ。
更にDOLLARにも電話をして状況を説明してくれている。
とても親切な方でよかった。
さて再び某カード会社デスクへ戻る。

書類作成完了を報告し、色々対応いただいたお礼を言う。
するとここでもDOLLARに電話をして、今後の対応を確認していただけた。
ところがこの日はDOLLARのシステムがダウンしていて、詳細が分からないという。
ホントかな～、と思いながらも仕方がない。

すると某カード会社スタッフの方から、よろしければ明日来てくださいと言っていただけた。
翌日もこちらに来る予定があるので、寄るのはまったく問題ない。
この某カード会社デスクは、他社の各種カードや保険の窓口を兼務していて、このような事故の場合の対応などに明るく頼もしい。
良いアドバイスももらえそうなので、翌日再訪する事にした。

そして翌日、私と息子は「Saks Fifth Avenue」の某カード会社デスクへ。
ここで前日の続きの作業。
DOLLARに保険適用についての確認を入れる。
到着すると、既に午前中にDOLLARに連絡をしてくれたようであるが、本人確認が必要との事で私の到着を待っていてくれた。
さてこの日のやり取りでは保険の対象になるので、レンタカー返却時にマネージャーを尋ね、書類を書くように言われる。
この間にも某カード会社窓口の方達は、受け答えに的確にアドバイスしてくれる。
このような対応は慣れているのだろう。
頼もしい。

さてDOLLARには翌朝10:00のレンタカー返却を伝え電話を切る。
そのように申し伝えておくとの事であったが、ここはアメリカ。
まったく信用していない。
それはそうと、某カード会社窓口のスタッフの方には、2日間お世話になり感謝感謝。
某カードとほとんど関係のない、レンタカー会社とのやり取りに協力していただき、本当にありがたかった。

さて翌日、いよいよLas Vegas最終日。
レンタカーを返却。
ここで盗難関係の処理をしなければ。



前日の約束通り10:00ちょうどにDOLLARのカウンターに行き、マネージャーを呼んでもらう。
対応してくれたのは、Devis氏。
Police Reportを持って来る約束になっていると伝えるが、やはりまったく話が通っていなかった。
予想通りである。
さすがアメリカ。

さて困った私の様子を見て、Devis氏は確認のため電話をしてくれている。
その結果、私がある電話番号に電話するというのが結論であった。
う～ん、また最初からやり直しか。
仕方がないのでもう一度電話をする覚悟を決め、Devis氏に電話を貸して欲しいと言う。
すると私の意を汲んでくれたDevis氏、Come onと言い、事務所の方に連れて行ってくれる。



ここが奥にある事務所。
Devis氏の更に上司と思われる女性マネージャーに状況を説明し、Devis氏が代理で申請するような話しをしてくれている。



ここでDevis氏が、書類など作成し始める。
私が電話をするステップを飛び越えて、次のステップの書類を書いてくれているようである。
その間、色々質問されそれに答える。
住所の記載では日本の住所が長いのでWow～、日本の住所は長すぎるなどと言いながら明るく書いている。
さすがアメリカ人は明るい。



で、完成した書類。
この書類とPolice Reportなど一式を、担当部署にFaxしてくれた。
後は日本に電話かメールが入るらしい。
まー、これでできるだけの事はやった。
電話を借り某カード窓口の方にも報告をしておいた。

最後にDevis氏と握手をして分かれる。
色々ありがとう。


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