久里浜~衣笠散策 [散策]
この日の散策は初めてのルート。
横須賀の三浦富士、砲台山(大塚山)、武山の3峰を巡る。
JR横須賀線の終点、久里浜駅を13:00頃出発。
この日の天気は雪が降る予報だったのだが、しばらく様子を見ていても降る気配がなかったので出発した。
なのでスタートがかなり遅くなってしまった。
久里浜駅は初めて下りる駅。
駅前にはかなり巨大な駐輪場があった。
2分ほど歩くと京急久里浜駅を通過。
ちなみに横浜からの運賃はJRは712円だったが、京急久里浜までは422円とかなり差がある。
次回からは京急で来ることにしよう。
さて三浦富士の登山道は、京急のYRP野比駅か京急長沢駅が最寄り駅なのだが、久里浜駅から5km程度の距離なので、歩いて行くことにする。
R134を城ヶ崎、三崎方面に進む。
尻こすり坂通りという、奇妙な名の道を進む。
かつてとても急坂だったので、尻をこすりながら下りたというのが名の由来らしい。
坂を登りきったところには、尻擦坂上のバス停がある。
さて坂を下り始めると「天然 野比温泉」が見えてきた。
http://www.kyoudou.biz/nobi-onsen/
こんな市街地に天然温泉なんて、ちょっとびっくり。
さて久里浜駅から35分ほど歩いて、YRP野比駅付近を通過。
YRPとは横須賀リサーチパークの略で、NTT系の研究所などがあるらしい。
さらに10分ほど歩くと、海が見えてきた。
三崎まで10km、このまま三崎に行くのもいいかななどと考える。
海岸に面した遊歩道があったので入ってみる。
振り返った横須賀、久里浜方面。
進行方向には三浦半島が見える。
さて久里浜駅から55分ほど歩いたところで、長沢駅入り口交差点に到着。
津久井浜観光農園もここを右に曲がるらしい。
そして14:00頃、京急長沢駅を通過。
スタートが遅かったので、急いで進もう。
京急長沢駅を抜け緩い坂を上っていくと、団地を通過。
グリーンハイツというらしい。
事前調査ではこのグリーンハイツの先の、東光寺付近から登山道に入る。
ところが団地内に「→三浦富士 平和母子像」の道標を発見。
平和母子像って何だろう?
団地裏の方に道があるらしいので行ってみる。
「ようこそ三浦富士」とあるので、やはりこちらでいいらしい。
すぐに分岐があり、平和母子像方面に行ってみる。
こちらが平和母子像。
1977年の米軍機墜落事故により亡くなった母子を悼み、この平和母子像を建立したとある。
そのような事があったのは知らなかった。
さて先に進む。
ところが進行方向を間違えたのだろうが、この先道が無くなり急坂になる。
5分ほどさまよい、引き返そうかとも考え始める。
少し広い場所に出た。
もう少し先に行ってみよう。
すると登山道らしい場所に出た。
多分大丈夫だろうと、このまま進む。
ロープのある急坂を通過。
グリーンハイツから25分ほど歩いたところで、武山ハイキングコースの道標が現れる。
よかった、正しいルートに合流で来たようである。
ここのベンチで小休止して出発。
ちなみに振り返った木の根元には、「↑野比 長沢→」とあった。
再出発して2~3分歩くと、空が開け何か見えてきた。
そして14:35頃、三浦富士山頂(183m)に到着。
津久井村社 浅間神社奥宮と掘られた石碑などがある。
この祠が浅間神社奥宮なのだろう。
こちらは二等三角点。
山頂にある道標を見ると、津久井浜観光農園とある。
長沢駅入り口交差点に案内があった農園。
ここを下ると農園だが、みかんのような果物が見える。
「→富士山」とあるが、残念ながらこの日は見えず。
富士山は見えなかったが、津久井浜、三浦半島方面はいい眺め。
山頂で5分ほど休憩して出発。
ところで登山道に入った瞬間から、何かガサガサと動く音が聞こえていた。
その正体はすぐに特定外来生物に指定されたタイワンリスであると分かった。
何しろあちこちに沢山いるのである。
今回の散策でおそらく100匹以上見かけただろう。
気候も温暖で、観光農園があるので餌にも困らず繁殖したと思われる。
この付近では視界に5匹ほどのタイワンリスがうごめいているのが見えた。
観光農園の被害も甚大だろう。
三浦富士より10分ほど歩くと、砲台山0.7km、武山1.6kmの道標が現れる。
先に進む。
所々で海方面への視界が開ける。
三浦富士より13分ほど歩くと分岐に到着。
左に進むと、オレンジルートなるハイキングコースがあるらしい。
ところで看板を見ると、みかん、さつまいも、落花生、メロン、じゃがいも、いちごと、1年中農作物が収穫できるようである。
これではタイワンリスも繁殖するはずである。
さて分岐を武山方面に向け右に進む。
前方にアンテナのようなものが見える。
おそらく砲台山の物と思われる。
展望台のようなものが見えてきた。
14:57頃、見晴台に到着。
ここからは三浦半島、房総半島、伊豆大島などを一望できる。
見晴台から1分ほどで砲台山と武山の分岐に到着。
砲台山0.2kmの表示に従い右手前方向に進む。
なお砲台山(大塚山)には、太平洋戦争で使用された旧海軍の砲台跡があるという。
途中、なにやら巨大な柱が2本現れる。
柱には「危険 ヘリコプタ離着陸時・・・」と書いてあるように見える。
あとは英語っぽいがかすれていて読めない。
戦後、朝鮮戦争開始に伴い米軍に接収され、山頂付近がヘリコプター訓練場となった経緯がある。
そのための記載だろう。
なおこの柱だが探照灯との説もあるが調べたところ、かつては敵機との距離などを計測する2階建ての計算所が存在していた。
戦後米軍によって調査された後に燃やされたらしいが、今でも基礎のコンクリート柱2本が存在感を示している。
そして15:03頃、砲台山(大塚山)山頂(204m)に到着。
先ほど見えたアンテナはここ、第三管区海上保安本部武山中継所の物。
さてこちらが砲台跡。
中央の砲座に高角砲が据えられていた。
階段の左には砲員待機所がある。
砲員待機所は天上部が崩れてしまっている。
階段から下に下りてみる。
台座か何かだろうか。
このスペースは砲側弾薬庫。
大きさは1m四方くらいだろうか全部で8ヶ所ある。
先ほどの2本の柱の計算所で敵機の距離を測りこの高角砲で攻撃していたのだろう。
なかなか凄い物を見ることができた。
さて砲台横から続いている道を進む。
ここは下山の近道。
途中分岐を左に進むと行き止まり。
行き止まりの場所に、意味深っぽい電柱があった。
さて登山道に合流。
砲台山と武山の分岐に戻り、武山方面へ進む。
武山までは0.7kmとあった。
途中見つけた人工物。
調べると単装機銃座らしい。
更に進むとあちこちに人工物がある。
何らかの施設があったのだろう。
ここにも。
原形をとどめる貯水槽を発見。
そして怪しげな電柱。
ここにも電柱。
かなり興味を持ったので、改めて探検に来てみようと思う。
さて先を急ぐ。
分岐があるが、右はコースではないとある。
結構立派な道なのだが、何があるのか気になる。
センサーカメラで野生動物調査中とある。
おそらくタイワンリスの調査だろう。
さて間もなく武山到着のはず。
この辺りに来たらタイワンリスが増えてきた。
1匹だけ写っているが、この木1本で4~5匹のタイワンリスが見えた。
津久井浜観光農園との分岐。
なるほど、農園が近いからタイワンリスも増えたのかも。
そして15:23頃、武山山頂(200m)に到着。
山頂への入口は武山不動院東門となっている。
まずは辺りを散策してみる。
展望台などの施設が見える。
この日のルートで唯一のトイレがあった。
ここからは京急津久井浜駅方面と、一騎塚経由JR衣笠駅方面に下る2つのルートがある。
展望台下は、AZALEA HOUSEとある。
AZALEA HOUSEの1F部分は休憩スペースと、奥に売店のようなシャッターが見える。
展望台に上る。
山頂方位盤には西に伊豆半島、東に房総半島、南に三浦半島、北に富士山とある。
横浜、横須賀方面。
久里浜方面。
先ほど登った砲台山のアンテナが見える。
津久井浜方面。
三浦半島方面。
三崎口方面。
パノラマで。
ちなみに武山山頂にはオオムラサキ、博多白、妙義山のツツジが約2,000本あり、毎年四月下旬に、武山つつじ祭が行われる。
さて展望台を下りて、武山不動院へ向かう。
武山子安地蔵尊
子授、安産、また幼なくして他界された霊の菩提をとむらい、 子供のすこやかなる成長を願って建立されたとある。
御守札授興所
お札、御守、おみくじはこちらにて。
絵馬堂
鐘楼堂
せっかくなので1回つかせていただいた。
滝不動尊
本堂へ向かう。
朱塗りが印象的な本堂。
龍塚山扁額
ここは正式には浄土宗龍塚山持経寺武山不動院というらしい。
http://jikyouji.com/intro.html
ちなみに1月28日は1年の無病息災を願い多くの人々が参詣する、毎年恒例の武山初不動が行われるという。
ここでお願い事をする。
本堂右手には、武山稲荷大明神や身代り不動尊や筆塚などがある。
身代り不動尊
江戸末期に本堂脇のオオキの大木に落雷。
大木は真二つにさけ焼焦げとなったが、御本尊、御本堂が無事であったため、御身代りと唱えた。
その大木は年代を経て芽を吹き、青き葉、枝をささえ、その旺盛なる力に感動し、 参拝の有信者が手を合わせ、身代の不動尊と唱え、これを祀ったという。
筆塚
人は皆筆により智を幸を知る。
その筆に感謝し成長することを念じ 建立されたとある。
武山稲荷大明神
さて武山山頂散策もこれで終了。
時刻は15:43頃、暗くなる前に下山しないといけない。
AZALEA HOUSE横から下山開始。
ところで途中にみかんの残骸が散乱している。
たった今タイワンリスが食べていたみかん。
やはり被害は大きいと思う。
ところでこの日は衣笠方面に抜ける予定、下り始めてすぐにおかしいと思い引き返す。
やはり武山不動院を左に向かうルートが正解だった。
ここを進んでいく。
立派な竹林である。
ここを進めばいいのだが、このまま舗装路を歩くのはつまらないなと思い始める。
3分ほど下ると、左に武山自然道出入口がある。
よしっ、こっちなら山道を歩けそう。
早速左に進むと、結構な急坂。
そして所々に人が生活していたと思われる廃墟のような物がある。
そこがタイワンリスの恰好の棲みかになっているらしく、タイワンリスの密度が非常に高い。
12分ほど下ったところで舗装路が現れる。
団地を通過。
ところでこの団地、日本全国のナンバーの車が停まっているが、防衛省の住居らしく納得。
さてここから衣笠駅を目指すのだが、道がよく分からない。
とりあえず衣笠方面行のバス停を見つけ、バス通りに進めば良いと思う。
バス停を発見。
衣笠方面に行くようなので、バス停を辿りながら進むことにする。
この交差点はおそらく右だろう。
通りには武山お不動さん1月28日とある。
武山初不動のことだろう。
サーフボードがベンチになった南部入口バス停を通過。
金子隧道を通過。
入口にはお地蔵さまがあった。
金子隧道は1980年完成した長さ110mのトンネル。
反対側にもお地蔵さまがあった。
時刻は間もなく17:00、辺りは暗くなってきた。
RED BARONを通過。
衣笠隧道を通過。
なおこの隧道は戦時中に衣笠付近と、先ほど通過した防衛省の住居があった林地区を結ぶ東急武山線の路線として掘られたらしい。
当時の林地区には陸軍の施設や駐屯地先があり、兵員輸送用として進められていたのだが、完成前に終戦を迎え、終戦後は道路になったという。
さて辺りは真暗になってきたが、やっと市街地らしいところまで来た。
上を走るのは横須賀線だろう。
衣笠商店街に到着。
ここで買物などして衣笠駅へ向かう。
衣笠駅には17:45頃到着。
出発が遅かったので、すっかり真暗になってしまった。
初めてのルートだったが、大戦時代の歴史を感じられ興味深かった。
また歩いてみたいと思う。
【散策メモ】
2016年01月23日(土)
久里浜駅~三浦富士~砲台山(大塚山)~武山~武山初不動~衣笠駅
歩数:31,977歩
きっちり歩数:10,904歩
歩行距離:20,785m
歩行時間:4時間19分
消費カロリー:870kcal
脂肪燃焼量:124g
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横須賀の三浦富士、砲台山(大塚山)、武山の3峰を巡る。
JR横須賀線の終点、久里浜駅を13:00頃出発。
この日の天気は雪が降る予報だったのだが、しばらく様子を見ていても降る気配がなかったので出発した。
なのでスタートがかなり遅くなってしまった。
久里浜駅は初めて下りる駅。
駅前にはかなり巨大な駐輪場があった。
2分ほど歩くと京急久里浜駅を通過。
ちなみに横浜からの運賃はJRは712円だったが、京急久里浜までは422円とかなり差がある。
次回からは京急で来ることにしよう。
さて三浦富士の登山道は、京急のYRP野比駅か京急長沢駅が最寄り駅なのだが、久里浜駅から5km程度の距離なので、歩いて行くことにする。
R134を城ヶ崎、三崎方面に進む。
尻こすり坂通りという、奇妙な名の道を進む。
かつてとても急坂だったので、尻をこすりながら下りたというのが名の由来らしい。
坂を登りきったところには、尻擦坂上のバス停がある。
さて坂を下り始めると「天然 野比温泉」が見えてきた。
http://www.kyoudou.biz/nobi-onsen/
こんな市街地に天然温泉なんて、ちょっとびっくり。
さて久里浜駅から35分ほど歩いて、YRP野比駅付近を通過。
YRPとは横須賀リサーチパークの略で、NTT系の研究所などがあるらしい。
さらに10分ほど歩くと、海が見えてきた。
三崎まで10km、このまま三崎に行くのもいいかななどと考える。
海岸に面した遊歩道があったので入ってみる。
振り返った横須賀、久里浜方面。
進行方向には三浦半島が見える。
さて久里浜駅から55分ほど歩いたところで、長沢駅入り口交差点に到着。
津久井浜観光農園もここを右に曲がるらしい。
そして14:00頃、京急長沢駅を通過。
スタートが遅かったので、急いで進もう。
京急長沢駅を抜け緩い坂を上っていくと、団地を通過。
グリーンハイツというらしい。
事前調査ではこのグリーンハイツの先の、東光寺付近から登山道に入る。
ところが団地内に「→三浦富士 平和母子像」の道標を発見。
平和母子像って何だろう?
団地裏の方に道があるらしいので行ってみる。
「ようこそ三浦富士」とあるので、やはりこちらでいいらしい。
すぐに分岐があり、平和母子像方面に行ってみる。
こちらが平和母子像。
1977年の米軍機墜落事故により亡くなった母子を悼み、この平和母子像を建立したとある。
そのような事があったのは知らなかった。
さて先に進む。
ところが進行方向を間違えたのだろうが、この先道が無くなり急坂になる。
5分ほどさまよい、引き返そうかとも考え始める。
少し広い場所に出た。
もう少し先に行ってみよう。
すると登山道らしい場所に出た。
多分大丈夫だろうと、このまま進む。
ロープのある急坂を通過。
グリーンハイツから25分ほど歩いたところで、武山ハイキングコースの道標が現れる。
よかった、正しいルートに合流で来たようである。
ここのベンチで小休止して出発。
ちなみに振り返った木の根元には、「↑野比 長沢→」とあった。
再出発して2~3分歩くと、空が開け何か見えてきた。
そして14:35頃、三浦富士山頂(183m)に到着。
津久井村社 浅間神社奥宮と掘られた石碑などがある。
この祠が浅間神社奥宮なのだろう。
こちらは二等三角点。
山頂にある道標を見ると、津久井浜観光農園とある。
長沢駅入り口交差点に案内があった農園。
ここを下ると農園だが、みかんのような果物が見える。
「→富士山」とあるが、残念ながらこの日は見えず。
富士山は見えなかったが、津久井浜、三浦半島方面はいい眺め。
山頂で5分ほど休憩して出発。
ところで登山道に入った瞬間から、何かガサガサと動く音が聞こえていた。
その正体はすぐに特定外来生物に指定されたタイワンリスであると分かった。
何しろあちこちに沢山いるのである。
今回の散策でおそらく100匹以上見かけただろう。
気候も温暖で、観光農園があるので餌にも困らず繁殖したと思われる。
この付近では視界に5匹ほどのタイワンリスがうごめいているのが見えた。
観光農園の被害も甚大だろう。
三浦富士より10分ほど歩くと、砲台山0.7km、武山1.6kmの道標が現れる。
先に進む。
所々で海方面への視界が開ける。
三浦富士より13分ほど歩くと分岐に到着。
左に進むと、オレンジルートなるハイキングコースがあるらしい。
ところで看板を見ると、みかん、さつまいも、落花生、メロン、じゃがいも、いちごと、1年中農作物が収穫できるようである。
これではタイワンリスも繁殖するはずである。
さて分岐を武山方面に向け右に進む。
前方にアンテナのようなものが見える。
おそらく砲台山の物と思われる。
展望台のようなものが見えてきた。
14:57頃、見晴台に到着。
ここからは三浦半島、房総半島、伊豆大島などを一望できる。
見晴台から1分ほどで砲台山と武山の分岐に到着。
砲台山0.2kmの表示に従い右手前方向に進む。
なお砲台山(大塚山)には、太平洋戦争で使用された旧海軍の砲台跡があるという。
途中、なにやら巨大な柱が2本現れる。
柱には「危険 ヘリコプタ離着陸時・・・」と書いてあるように見える。
あとは英語っぽいがかすれていて読めない。
戦後、朝鮮戦争開始に伴い米軍に接収され、山頂付近がヘリコプター訓練場となった経緯がある。
そのための記載だろう。
なおこの柱だが探照灯との説もあるが調べたところ、かつては敵機との距離などを計測する2階建ての計算所が存在していた。
戦後米軍によって調査された後に燃やされたらしいが、今でも基礎のコンクリート柱2本が存在感を示している。
そして15:03頃、砲台山(大塚山)山頂(204m)に到着。
先ほど見えたアンテナはここ、第三管区海上保安本部武山中継所の物。
さてこちらが砲台跡。
中央の砲座に高角砲が据えられていた。
階段の左には砲員待機所がある。
砲員待機所は天上部が崩れてしまっている。
階段から下に下りてみる。
台座か何かだろうか。
このスペースは砲側弾薬庫。
大きさは1m四方くらいだろうか全部で8ヶ所ある。
先ほどの2本の柱の計算所で敵機の距離を測りこの高角砲で攻撃していたのだろう。
なかなか凄い物を見ることができた。
さて砲台横から続いている道を進む。
ここは下山の近道。
途中分岐を左に進むと行き止まり。
行き止まりの場所に、意味深っぽい電柱があった。
さて登山道に合流。
砲台山と武山の分岐に戻り、武山方面へ進む。
武山までは0.7kmとあった。
途中見つけた人工物。
調べると単装機銃座らしい。
更に進むとあちこちに人工物がある。
何らかの施設があったのだろう。
ここにも。
原形をとどめる貯水槽を発見。
そして怪しげな電柱。
ここにも電柱。
かなり興味を持ったので、改めて探検に来てみようと思う。
さて先を急ぐ。
分岐があるが、右はコースではないとある。
結構立派な道なのだが、何があるのか気になる。
センサーカメラで野生動物調査中とある。
おそらくタイワンリスの調査だろう。
さて間もなく武山到着のはず。
この辺りに来たらタイワンリスが増えてきた。
1匹だけ写っているが、この木1本で4~5匹のタイワンリスが見えた。
津久井浜観光農園との分岐。
なるほど、農園が近いからタイワンリスも増えたのかも。
そして15:23頃、武山山頂(200m)に到着。
山頂への入口は武山不動院東門となっている。
まずは辺りを散策してみる。
展望台などの施設が見える。
この日のルートで唯一のトイレがあった。
ここからは京急津久井浜駅方面と、一騎塚経由JR衣笠駅方面に下る2つのルートがある。
展望台下は、AZALEA HOUSEとある。
AZALEA HOUSEの1F部分は休憩スペースと、奥に売店のようなシャッターが見える。
展望台に上る。
山頂方位盤には西に伊豆半島、東に房総半島、南に三浦半島、北に富士山とある。
横浜、横須賀方面。
久里浜方面。
先ほど登った砲台山のアンテナが見える。
津久井浜方面。
三浦半島方面。
三崎口方面。
パノラマで。
ちなみに武山山頂にはオオムラサキ、博多白、妙義山のツツジが約2,000本あり、毎年四月下旬に、武山つつじ祭が行われる。
さて展望台を下りて、武山不動院へ向かう。
武山子安地蔵尊
子授、安産、また幼なくして他界された霊の菩提をとむらい、 子供のすこやかなる成長を願って建立されたとある。
御守札授興所
お札、御守、おみくじはこちらにて。
絵馬堂
鐘楼堂
せっかくなので1回つかせていただいた。
滝不動尊
本堂へ向かう。
朱塗りが印象的な本堂。
龍塚山扁額
ここは正式には浄土宗龍塚山持経寺武山不動院というらしい。
http://jikyouji.com/intro.html
ちなみに1月28日は1年の無病息災を願い多くの人々が参詣する、毎年恒例の武山初不動が行われるという。
ここでお願い事をする。
本堂右手には、武山稲荷大明神や身代り不動尊や筆塚などがある。
身代り不動尊
江戸末期に本堂脇のオオキの大木に落雷。
大木は真二つにさけ焼焦げとなったが、御本尊、御本堂が無事であったため、御身代りと唱えた。
その大木は年代を経て芽を吹き、青き葉、枝をささえ、その旺盛なる力に感動し、 参拝の有信者が手を合わせ、身代の不動尊と唱え、これを祀ったという。
筆塚
人は皆筆により智を幸を知る。
その筆に感謝し成長することを念じ 建立されたとある。
武山稲荷大明神
さて武山山頂散策もこれで終了。
時刻は15:43頃、暗くなる前に下山しないといけない。
AZALEA HOUSE横から下山開始。
ところで途中にみかんの残骸が散乱している。
たった今タイワンリスが食べていたみかん。
やはり被害は大きいと思う。
ところでこの日は衣笠方面に抜ける予定、下り始めてすぐにおかしいと思い引き返す。
やはり武山不動院を左に向かうルートが正解だった。
ここを進んでいく。
立派な竹林である。
ここを進めばいいのだが、このまま舗装路を歩くのはつまらないなと思い始める。
3分ほど下ると、左に武山自然道出入口がある。
よしっ、こっちなら山道を歩けそう。
早速左に進むと、結構な急坂。
そして所々に人が生活していたと思われる廃墟のような物がある。
そこがタイワンリスの恰好の棲みかになっているらしく、タイワンリスの密度が非常に高い。
12分ほど下ったところで舗装路が現れる。
団地を通過。
ところでこの団地、日本全国のナンバーの車が停まっているが、防衛省の住居らしく納得。
さてここから衣笠駅を目指すのだが、道がよく分からない。
とりあえず衣笠方面行のバス停を見つけ、バス通りに進めば良いと思う。
バス停を発見。
衣笠方面に行くようなので、バス停を辿りながら進むことにする。
この交差点はおそらく右だろう。
通りには武山お不動さん1月28日とある。
武山初不動のことだろう。
サーフボードがベンチになった南部入口バス停を通過。
金子隧道を通過。
入口にはお地蔵さまがあった。
金子隧道は1980年完成した長さ110mのトンネル。
反対側にもお地蔵さまがあった。
時刻は間もなく17:00、辺りは暗くなってきた。
RED BARONを通過。
衣笠隧道を通過。
なおこの隧道は戦時中に衣笠付近と、先ほど通過した防衛省の住居があった林地区を結ぶ東急武山線の路線として掘られたらしい。
当時の林地区には陸軍の施設や駐屯地先があり、兵員輸送用として進められていたのだが、完成前に終戦を迎え、終戦後は道路になったという。
さて辺りは真暗になってきたが、やっと市街地らしいところまで来た。
上を走るのは横須賀線だろう。
衣笠商店街に到着。
ここで買物などして衣笠駅へ向かう。
衣笠駅には17:45頃到着。
出発が遅かったので、すっかり真暗になってしまった。
初めてのルートだったが、大戦時代の歴史を感じられ興味深かった。
また歩いてみたいと思う。
【散策メモ】
2016年01月23日(土)
久里浜駅~三浦富士~砲台山(大塚山)~武山~武山初不動~衣笠駅
歩数:31,977歩
きっちり歩数:10,904歩
歩行距離:20,785m
歩行時間:4時間19分
消費カロリー:870kcal
脂肪燃焼量:124g
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2016-01-25 06:00
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