「やまもと」で天ざる

大崎駅付近の再開発された中で、ポツンと残った一軒のそば屋。



以前より気になっていたので寄ってみた。



時刻は11:30を過ぎたところ。
老夫婦で切り盛りしている店らしい。
20席ある店内は混雑。
相席で座るが、この後すぐに満席になった。



メニューを見ると、もりは500円から。
事前の調査で天ざるが名物と聞いていたので、天ざるを大盛でオーダー。
ところでそばを食べている客は私の前の1名のみで、他は待ち状態。
厨房を見ると、注文の度にそばを茹でている様子。
効率を追求せず、茹で茹でたてを提供するポリシーらしい。

出来上がるまでかなり時間がかかりそうだが、茹でたてがいただけるのはうれしいところ。
TVを見ながら待つ。
ところで隣の方の食べているのはたぬきそばのようであるが、とてもおいしそう。
出汁の香りがかなり強めで、空腹感がアップする。
香りからすると、鰹節を大量に使った出汁のようである。
さて20分ほど待ち運ばれてくる。



天ざる大盛（600円+100円）



そばはまずまずの盛り具合。
たっぷりの刻みのりがうれしい。



そばはやや太めで白いタイプ。
ツブツブなどは見えない。



初めはつゆをつけずにいただく。
かなり柔らかく、コシが無い。
そしてそばの香りも少ない。
そばとしておいしいかと聞かれるとYesとは言いづらいのだが、昔からこのスタイルなのだろう。
店に入るなり注文を聞かずにオーダーが入る常連も多いようなので、地元の愛されているそばだと思う。



さて途中からつゆをつけていただく。
ちなみにこの店の天ざるには、天ぷらは付いていない。
温かいつゆに天かすが入った物が、この店の天ざる。
天ぷらが付いているのは天せいろになる。

そばの先だけつゆにつけていただく。
予想通りかなり濃い目の鰹節の出汁。
それと味もかなり濃い。
最初からそば湯で薄めたくなる感じ。

更に天かすと一緒にいただくと、かなりたぬきそばに近い感じ。
う～ん、これならたぬきそばの方が良かったかも。
隣の方のおいしそうだったし。
さてそば自体は冷たいので、すぐにいただきごちそうさま。
常連さんに倣い、使ったお盆を厨房に下げる。
老夫婦で営業しておる、地元に愛されるそば屋だった。
次回はたぬきそばをいただいてみたい。

【店メモ】
訪問日：2015/08/24（月）
店名：やまもと
住所：東京都品川区東五反田2-22-12
電話：[phone]
営業時間：11:00～14:00
定休日：土曜日曜祝日


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