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【国内】BMW iX5 Hydrogenの実証実験を2024年も実施 [車]

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ビーエムダブリュー株式会社は、燃料として水素を充填し水素エネルギーにより発電し電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する燃料電池実験車両のiX5 Hydrogenの日本における公道実実験走行を2023年に開始し2024年も引き続き実施していくと発表した。

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水素を燃料とする燃料電池車は、燃料の充填に時間を掛けずに長距離走行可能となることが最大の特徴の1つであり、iX5 Hydrogenの場合、燃料である水素が空の状態から約3分程度の水素の充電で、約500kmもの長距離を走行する事が可能となる。
2023年の実証実験は公道での走行を中心に実施された。
東京都内での走行にとどまらず、水素エネルギーに注力している福岡県と大阪府での実証実験を実施し、2023年に取得したデータはすべて本国の開発チームに共有され、今後の車両開発に反映される予定で日本での実証実験を2024年も引き続き継続する方針を固めた。

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2024年の実証実験は、官公庁や行政機関、大学を訪問し、各方面の専門家の視点から製品に対するフィードバックを貰うと共に、一般の公道試乗も予定されている。

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パワーユニットは第5世代BMW eDriveテクノロジーで、電気モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスをコンパクトなハウジングにまとめリアアクセルに搭載。
燃料電池システムは電気連続出力170psを発生。
リチウムイオンバッテリー(リチウムイオン技術)は最高出力231psを発生。
システム合計で最高出力401psを発生。
0-100km/h加速6.0秒以下、最高速度180km/h以上。

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コースティングオーバーランやブレーキ時には、モーターが発電機として機能し、エネルギーをパワーバッテリーに供給する。
700バールの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製水素タンクを2個搭載し、約6kgの水素が充填可能。
水素の充填にかかる時間は3~4分で、最大航続可能距離は504km(WLTPサイクル)。
0-100km加速6.0秒以下、最高速度120km/h以上。
燃料電池内の酸素との反応により排出されるのは、水蒸気だけと非常にクリーンとなっている。


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