BMW X1 走行中にエンジン停止 修理編

BMW X1に走行中エンジン停止トラブルが発生。
本社に電話するが、要領を得ない回答で途方にくれる。
とりあえず他に何か対処方法がないかなど再確認して、連絡をもらうことにした。

翌日電話が入るが、ディーラーメカニックの方からだった。
なんだ、何か対応を検討するといいながら、結局ディーラーに丸投げであった。
ところでこのメカニックの方、平謝り状態。
もしかして本社の方から、何かプレッシャーがあったのかも。
私としてはメカニックの方にそれほど不満は無い。
ディーラーの調査では、コンピュータのログでエラーは発生していなかったというので、これ以上のディーラーの対応は難しいと思う。
なので本社に情報がないのか聞きたかったのだが･･･

さてX1をディーラーに預け、より詳細に調べてもらうことにする。
その際に聞いたのは、以前対策したエンジン停止のリコールと、今回のエンジン停止は因果関係は無いという。
理由としては以前の不具合は、エンジンが停止すると再始動できなくなるというのである。
確かに私のX1は、エンジン停止後に再始動可能であった。

それと今回のトラブルのように、走行中にエンジン停止するとどうなるのか聞いてみると、パワステとブレーキのアシストが切れるので、ハンドルもブレーキも効きづらくなるという。
これは本当に恐ろしい。

今回のケースではスピードが出ていなかったのですぐに停止できたのだが、メカニックの方の話では、エンジン停止後数秒経たずにパワステもブレーキも効きづらくなるというので、もう少しスピードが出ていたら停止できなかったかもしれない。
それに高速や人ごみなど走行中にエンジン停止したら、ハンドルもブレーキも効きづらい状況の中で、どうやって障害物を避ければいいのだろうか･･･

さて点検が終わった2日後に、X1を取りに向かう。
結果としては、実際に私がエンジン停止した現場で同じようなコンディションなどでテストを行ったが症状は再現しなかったという。
コンピュータのログでも不具合も見つからず。

その後、本社と私のX1の状況をオンライン接続して確認したところ、本社の指示で、私のX1のプログラムを最新版へアップデートしたのだという。
まー、原因が特定できず、見込み対応したと言うことになる。
PCの具合が悪い時に、すぐにリカバリーを促す質の悪いPCサポートのようである。
ちなみに前回点検の際は、バルブ関連のプログラムをアップデートしたという。

それと本社の方では走行中にエンジン停止の事例は把握していないとのことであったが、メカニックの話によると、夏場はガソリンが気化するなどの要因により、走行中にエンジン停止の症状が出ることがあるのだという。
本社との会話では、そんな話はまったくでなかったのだが、隠していたのだろうか。
それにしても夏場は要注意となるのだが、本当に恐ろしい･･･
積極的に告知しないでいいのだろうか。



さてこれ以上の対応は望めないので、車両を受け取り帰宅する。
エンジンを始動してディーラーから出るために、ウィンカーを出す。
ん、おかしい。
ウィンカーの点滅ロジックが、変わってしまっている。
そして走行数秒後に、ドアロックがかかる。

やはりおかしい。
走行後のドアロックは解除していたはず。
預ける前の設定と変わってしまっている。
おそらくプログラムをアップデートしたからだろう。
帰宅してウィンカーとドアロックの設定を戻すのに苦労した。

さてその後の状況だが、エンジン停止の症状は発生していない。
GWに800kmほど走行したのだが、大丈夫であった。
ただしエンジン停止が怖くて常にタコメーターの針を見て、「0」になっていないのを確認しながら走行するのには疲れたのだが。
さて今回の出来事によりBMWへの信頼感は、圧倒的に揺らいだ状況。

不具合が発生するのはある程度仕方がないのだが、その後の対応がマズかった。
まず本社の方で以前の大量リコールを把握していなかったこと。
エンジン停止の事例は無いと、事実と異なる回答があったこと。
ディーラーに対応を丸無げだったこと。
症状を特定できなかったこと。

なによりユーザーが普通に安心して使用したいとの切実な思いを、くみ取るような対応がなかったこと。
走行中にエンジン停止と言う大事故にも繋がりかねない症状が発生しているのに、この対応には本当にがっかりである。
今後も安心して乗っていけない感じがするので、乗り換えは早いかもしれない。


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