【海外】MINI Vision Urbanaut [車]
BMWは、BMWグループのデジタルイベント #NEXTGen 2020において、コンセプトカーのMINI Vision Urbanautを発表した。
空間のビジョンのまったく新たな解釈を提案し、従来にはないインテリア空間と多用途性を提供しながら、占有面積は最小限に抑えたモデル。
エクステリアは、シームレスなボディに四隅に配置されたホイール、ショートオーバーハングのデザインを採用。
フロントマスクは、MINIのデザインアイコンのヘッドライトとグリルに、新たな方向性を示した。
スロット付き開口部を備えたフライス加工されたアルミ製構造物の下に配置されるヘッドライトは、点灯している時だけ現れる。
マルチカラーダイナミックマトリクスデザインにより、さまざまなカラーのグラフィックスを表示することができ、車両と外界との間に新たな形のコミュニケーションを生み出す。
フロントグリルはMINIの伝統的なヘキサゴンデザインからオクタゴンデザインになり、自動運転用のインテリジェンスパネルとして機能するようになった。
ヘッドライト同様に、フライス加工されたアルミ製カバーの奥にある、マルチカラーダイナミックマトリクスリアライトは、走行モードの応じて異なる表現を提供する。
凸面デザインは、MINIとクラシックMiniに敬意を表したもの。
リアウインドウの輪郭は、フロントグリルの形状と同じイメージを持たせ、一貫性を強調している。
乗員は車体側面にある大きなスライディングドアからキャビンに入る。
車両のドライバー、パッセンジャー側にドアはない。
マットカラーのゼログラビティは、ブルーフリップ効果のあるメタリックグリーンから、繊細なトーンのグレーへと変化する。
ウインドウは下から上にかけてのグラデーションでフェードインする。
これにより、車体から窓やルーフへの調和のとれた移行が実現し、これによりウインドウを暗くしなくても一定のプライバシーが保たれ、インテリアは明るいままになる。
インテリアは、旅に出るのに理想的な環境を提供するだけでなく、旅の目的にもなる。
目的地に到着すると、わずか数ステップでリビングルームに変身する。
室内は4シーターレイアウトで、2つのフロントシートは回転し、リアシートはバックレストを手動で折り畳んだり(左)、向きを変えたり(右)することができる。
車両が停止中はダッシュボードが下がり、快適に座れるデイベッドになる。
停車中はフロントウインドウを上に開き、ストリートバルコニーを作ることができる。
キャビン後部の暗い環境は、より静かな空間のコジーコーナーとなる。
ファブリックで覆われたループがベンチシートに広がり、オプションのLEDバックライトを点灯させることもできる。
コジーコーナーとドライバーズエリアの間には、解放的で広々とした車体中央部があり、全ての座席に素早くアクセス可能で、ドアが開いていればフロアに座ることもできる。
ドアの反対側の車体側面には、植物を備えた小さなテーブルが組み込まれ、このテーブルは車両の新しい中心点として、乗員同士が出会い、顔を合わせ、交流する場所になるという。
MINIトークンは、MINI Vision Urbanautのエクスペリエンスワールドの中核。
ウォーリーストーンとほぼ同じサイズで車体中央のテーブルにある専用スロットに入れると、あらかじめ設定されている3種類のMINIモーメント(Chill、Wanderlust、Vibeが起動する。
マイMINIモーメントなど、その他のMINIモーメントも考えられ、ここでは個人に特化した別のエクスペリエンスを提供するように、MINIトークンをプログラムすることができる。
ユーザーは香り、アンビエントライト、音楽などについて好みのシナリオを設定し、後からそれを直接呼び出すことができる。
自動運転時は、中央の丸型メーターのユーザーインターフェースが、1950年~1960年代の観光ポスターから得た旅の世界を反映するビジュアルに変更される。
ルートのアニメーションと一緒に、観光名所や到着時刻といった追加の旅行情報が表示される。
リアのベンチシートの上のループは、ぼやけて見える景色をオレンジとターコイズの混ざった色でシミュレートすることにより移動感を視覚化する。
ドライバーが自ら運転したい場合、MINIロゴを指でタップすることで、ステアリングホイールとペダルが引き出てくる。
ダッシュボードの3Dディスプレイは、ルート案内や危険警告を表示し、その他の走行関連のディスプレイは存在しない。
自動運転モードを作動させると、ステアリングホイールとペダルが引き込まれ、ダッシュボードからドライビングディスプレイが消える。
フロントとリアのLEDマトリクスライトのグラフィックスが、自動運転モードかドライバーが運転しているのかを表示させるという。
*英字のプレス文なので翻訳ミスや一部日本仕様と異なる可能性がある点、ご了承いただきたい。
人気ブログランキングへ